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予州篠山観世音寺鰐口

予州篠山観世音寺鰐口の画像

歴史・文化の画像

町指定文化財 美術工芸品

「与州御庄篠山観世音寺鰐口寛正七年丙戌潤二月十八日宗諦稔置之」という刻銘があるこの鰐口は径約20センチメートル、厚さ約8.6センチメートルの銅製であり一対のものであったらしい。他の一つのものには、「与州御庄之篠大権現宝前寛正七年閏二月十八日宗諦稔置之」とあり径約26センチメートル、厚さ約7センチメートルの銅製であった。

元禄10年(1697)2月篠山権現再興の際、宇和島藩に引揚げられたもので、今伊達家にありと宇和旧記にしるされている。寛正7年(1466)は、室町時代の末期にあたり、篠山権現の歴史を物語る貴重な史料である。

写真:予州篠山観世音寺鰐口の画像

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