岩ガキとマガキ
愛南町の地理的条件が生みだした
良質な牡蠣
「牡蠣といえば冬の味覚」というイメージをもたれている方も少なくありませんが、一般的に冬に味わう牡蠣とは「マガキ」を指しています。ここ愛南町では、冬の味覚「マガキ」はもちろん、夏にしか味わうことのできない「岩ガキ」も堪能できるのです!
その秘密は愛南町の地理的条件が大きく関係しています。そもそも「牡蠣の味は牡蠣が食べたプランクトンで決まる」といわれています。
牡蠣の養殖が盛んな愛南町の御荘湾は、宇和海特有のリアス式海岸であり、かつ、僧都川をはじめ5つの川の河口に位置するため、山の栄養 分が湾に流れ、牡蠣の餌となるプランクトンが海に豊富に生息する地形にあります。他の漁場に比べて短期間で牡蠣の太りが早いのは、愛南町が全国的にも牡蠣 の養殖に適した漁場であることを証明しています。
また、御荘湾は潮の流れが速いため、そこで育った牡蠣は泥臭さが全くありません。愛南町の良質な牡蠣は、まさに愛南町の山と海が生み出した自然の恵みといえます。
大ぶりでありながらも濃厚な味わい
夏の岩ガキ
「岩ガキは冬のマガキに比べて味が濃厚なんですよ!」(愛南漁協職員談)。牡蠣は夏に卵を持ちます。冬のマガキは卵を食べることができないのに対して、夏の岩ガキは卵を味わうのが特徴。味の濃厚さは、岩ガキでしか味わうことのできない卵の旨みなのかもしれません。
また、冬のマガキは出荷までに1年を要するのに比べ、岩ガキはその倍以上の2年から3年かかります。長期間、御荘湾の豊富なプランクトンを食べ、肉厚で大ぶりに成長した岩ガキ。その大きさはマガキと比較すると一目瞭然。
濃厚で大ぶりな岩ガキは1センチぐらいに切って食べるのがおいしい食べ方です。今まで味わったことのない、夏の牡蠣の濃厚な味わいを愛南町で堪能してください。
森の恵みが凝縮された冬の味覚
冬のマガキ
12月から3月までが旬の冬の味覚「マガキ」。御荘湾の豊富なプランクトンを食べて育った愛南町のマガキは身がふっくらしていて潮の薫りが濃いのが特徴です。
鍋やカキフライなど、どんな料理でも美味ですが、おすすめしたいのが地元産の備長炭で焼く「焼き牡蠣」。
潮の薫りと、炭の香ばしい薫りが相まって最高の味わいです。
夏の岩ガキ、冬のマガキはここで味わえる!
季節になれば愛南町の旅館や飲食店、居酒屋などでも夏の岩ガキ・冬のマガキを味わうことができます。
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-72-7315
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