愛南ゴールド　栽培作業記録　1号（剪定）についてお知らせします

2021年03月26日更新

 

愛南ゴールド（河内晩柑）の剪定

果樹は、収穫の作業効率を高めるためや果実の品質を向上させるために、剪定が欠かせません。愛南ゴールドも例外ではなく、秋から冬ごろにかけて以下の剪定を行います。

• 実がついてない夏芽を切る
• 樹形を整える程度に枝を切る

しかし、春芽が伸びる前に剪定することが基本なため、通常の柑橘は冬の収穫後に剪定します。ですが、愛南ゴールドは収穫時期が遅く、冬の時期でも実がついているため、枝に実が成った状態で剪定します。

令和2年度　冬の剪定

愛南町満倉にあるえひめ南農業協同組合の愛南ゴールド園地では、令和3年1～3月まで剪定作業を行っています。今回の剪定は収穫量より樹形の形を整えることに重点を置いているので、実が成っている枝でも剪定し、以下のことを目的にしています。

• 樹形を整え、収穫時の作業効率を高める
• 葉の密集度合いを調整し、樹の中にも太陽の光が入るようにする
• 春に生える芽を良い状態にし、次に収穫する果実の品質を向上させる

余談

河内晩柑の枝にはトゲが生えることがあり、バラ科の植物のような鋭いものが生えます。ゴム付きの軍手を難なく貫通して刺さってしまうので、トゲがよく生えている、勢いがよい枝には十分に注意が必要です。