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かんきつかいよう病の徹底防除についてお知らせします

愛媛県病害虫防除所から、「かんきつかいよう病の越冬病斑の調査結果と防除の徹底」についてお知らせがありました。
越冬病斑が多く、春の新梢に感染しやすい状況となっていますので薬剤散布の徹底をお願いします。
柑橘の中でも特に甘平やレモン、愛媛果試第28号(紅まどんな)などはかいよう病に感染しやすく、甘夏や河内晩柑も注意が必要です。

【対象作物】かんきつ類

【対象地域】県下全域

情報の根拠

  1. 2月に伊予柑(夏秋梢)を対象に行った越冬病斑の発生調査の結果、発生園地率は過去 10 年間で最も高く(図)、平年の約 1.5 倍となっている。また、地域別では東・中予で平年より約2倍の高い発生園地率となっている(表1)。
  2. 発病度も平年の約 2.4 倍と高く、特に東・中予では平年に比べ約4倍となっている(表1)。
  3. 甘平においては、発生園地率、発病度ともに伊予柑より高くなっているが、平年に比べ発生園地率は約 1.4 倍、発病度は約 1.3 倍となっている(表2)。

防除上の留意点

  1. 園地に残存する夏秋梢などの罹病枝葉をできるだけ除去し、病原菌密度を下げる。
  2. 防風垣や防風ネットを整備する。
  3. 春先感染防止対策として、発芽前の薬剤防除を徹底する。なお、IC ボルドー66D は、マシン油乳剤との散布間隔を 14 日以上あけ、樹勢の弱い樹には使用しない(表3)。
  4. はれひめ、愛媛果試第 28 号など本病に対する感受性の高い品種でも同様に対策を徹底する。

かいよう病発生推移の画像かいよう病の越冬病斑調査結果の画像

関連リンク

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このページの情報発信元
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