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愛南町産縞鯵(シマアジ)について公表します

ノリノリの脂で後引く最高のアジ、鯵の王様の縞鯵(シマアジ)とは

シマアジと刺身の画像

このページの目次

縞鯵(シマアジ)の歴史

愛媛県はシマアジの養殖生産量日本一で、宇和海では1980年代中頃から養殖が始まり、人工的に卵からふ化させた稚魚に配合飼料を与え、約2年で1.5キロ程度に育て、主に活魚として出荷しています。
愛南町では、昭和56年に深浦と東海地区のハマチ養殖業者が九州産の10センチメートル程の天然稚魚を仕入れて養殖したのがシマアジ養殖のはじまりで、愛南町の平成30年(2018年)の市町村別シマアジ養殖量は全国4位です。愛南町の漁場は、黒潮の分岐流が流入し、夏季にはこの海域特有の「急潮」と「底入り潮」による海水交換が頻繁に行われ漁場浄化するなど、魚類養殖に非常に適した環境になっています。

縞鯵(シマアジ)の特徴

ぎゅうぎゅうと鳴くという特徴を持っているシマアジは、、釣り、定置網などの沿岸漁業で漁獲されますが、その数は少ないため天然のシマアジを市場で見かけることはあまりありません。
シマアジには、DHA(ドコサへキサエン酸)とEPA(エイコサぺンタエン酸)が多く含まれ、 これらの多価不飽和脂肪酸は、学習能力や記憶能力の向上させ脳を活性化させることに役立つと考えられている他、善玉コレステロールを増やす働きがあり、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病(成人病)の予防にも効果が期待されています。この脂肪酸は天然のブリよりも養殖のブリの方が沢山含まれています。
シマアジは、水溶性のビタミンB1とB2もたくさん含まれています。ビタミンB1には、乳酸を分解しエネルギーの代謝を助ける働きもあり、疲労回復に役立ちます。また、脳の神経や抹消神経、筋肉の機能を正常に保つ働きもあるとされています。ビタミンB2には、脂質の代謝を助ける働きや動脈硬化の原因ともなる過酸化物質を抑える働きもあるとされています。
また、ナイアシンも沢山含まれているので、アルコールの分解に対する補酵素と分解後に生じるアセトアルデヒトという二日酔いの元になる成分の分解を助ける補酵素の働きもあります。
シマアジ(養殖生)の可食部100グラムに含まれる主要成分(食品成分データベースこのリンクは別ウィンドウで開きますから引用)は以下のとおりです。その他の成分については、食品成分データベースこのリンクは別ウィンドウで開きますをご覧ください。

エネルギー 153kcal たんぱく質 21.9g ビタミンB1 0.25mg
水分 68.9g 脂質 8.0g ビタミンB2 0.15ug
炭水化物 0.1g 多価不飽和脂肪酸(DHA、EPAを含む) 2.04g ナイアシン 8.3ug

安全安心で安定的な生産体制における魚病診断

魚病被害の軽減を図るため、養殖魚の健康診断や魚病検査を行う魚病診断室を運営しています。この診断室は、養殖現場に非常に近く、魚類防疫士が駐在して、養殖業者に使用薬剤や投薬量などの適切な指導を行っています。
この診断室には、全国初の魚版電子カルテを導入しており、診断結果の迅速な伝達を可能にすることによって、疾病に対する早期対策が可能となり、魚病被害の軽減、薬剤使用量の低減が図られ、安心安全で安定的な生産体制を構築しています。

縞鯵(シマアジ)が育つ漁場環境保全

漁場環境をめぐる動きこのリンクは別ウィンドウで開きます」については、水産白書に広域的な課題として「藻場・干潟の保全と再生このリンクは別ウィンドウで開きます」が掲載されています。
愛南町の水産業は、黒潮の恩恵により、急潮及び底入り潮このリンクは別ウィンドウで開きますといった自然による大きな海水交換が働いており、宇和海を巨大な養殖漁場として成立させています。
クエの養殖を行い黒潮の恩恵を受ける宇和海沿岸でも、ブルーカーボンのひとつである藻場の減少は進んでいます。この課題に対して、愛南町では漁場環境保全事業に取り組んでいます。

縞鯵(シマアジ)生産者等の生の声

シマアジの生産者や生産現場をご覧いただけます。

関連リンク

おいしい縞鯵(シマアジ)の見分け方

シマアジは適切に処理をされた新鮮なものを選ぶことでより長く日持ちします。青物で足が早いと言われていますので目利きは大切です。

  • シマアジの切り身
    シマアジの切り身を選ぶときは、鮮やかな紅色をした血合い(鮮度が落ちやすい部分)で、切り口の角が切ったばかりのようにしっかりしているものを選びます。半透明の白い脂の層が身と皮の間に見えて皮が厚く見えるもので、身に霜降りのような白い“サシ”が入っているものは脂ののりが良いものです。
  • シマアジ丸ごと一尾
    シマアジを選ぶときは、目が澄んでいて体全体が丸くふっくらし、うろこが光り尾びれが大きく胴体にある黄色の線がはっきりしているものが新鮮です。

鮮度を保つ縞鯵(シマアジ)の保存方法

  • シマアジの切り身
    基本的にシマアジの切り身を入手した後は、できるだけ早く冷蔵庫へ入れます。その際、忘れてはならないのは、シマアジの切り身を市販のパックから取り出し、水気をしっかり拭き取り、1切れずつラップに包んでから、保存袋に入れて冷蔵保存します。
    すぐに食べない場合は、冷凍保存しますが、シマアジの切り身を市販のパックのまま冷凍庫に入れるのは避け、ボウルに水と氷を入れ、切り身を1切れずつくぐらせてからラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫に保存すれば、2週間ほどは美味しく保存できます。
  • シマアジの刺身
    シマアジを刺身にした場合は、基本的に当日に食べ切るのが基本です。しかし、シマアジの刺身が余った場合には、昆布じめにすることで2日~3日程度日持ちし、美味しく食べることができます。
  • シマアジ丸ごと一尾
    シマアジ丸ごと一尾を一度に食べ切れない場合は、身をすべて切り身にして、上記の「シマアジの切り身」の保存方法により保存するほか、シマアジの西京漬けなどにして保存しておけば、食べたいときに取り出して食べられます。

みんなが作っている縞鯵(シマアジ)を使った料理や食べ方

脂ののったシマアジは、新鮮な刺身にしたりカルパッチョにしたり、またアラはアラ汁するなど、いろいろな料理や食べ方があります。

  • シマアジのアラを使ったもの
    アラ汁、みそ汁、煮つけなど
  • シマアジの身を使ったもの
    刺身、焼き魚、照り焼き、煮魚、しゃぶしゃぶ、漬け丼、カツ、カルパッチョ、なめろう、お寿司、ポワレ(油でカリッと焼く調理)など

外部リンク

お土産や贈答に縞鯵(シマアジ)はいかがですか

特産品のシマアジは直売所で販売されています。連絡先は、次の関連リンクからご覧いただけます。また、シマアジは市場にあまり出回ることがない魚のため贈答品としても大変喜ばれる魚です。

関連リンク

スマートフォンでシマアジの3枚おろしに挑戦

愛南町ぎょしょく普及推進協議会では、シマアジの3枚おろしが体験できるAndroidアプリケーションを配布しています。

GooglePlay シマアジの3枚おろしに挑戦このリンクは別ウィンドウで開きます

関連リンク

縞鯵(シマアジ)と同じ愛南町の特産品関連ページ

真鯛ブリスマクエクロマグロ岩ガキマガキヒオウギ貝真珠鯛カツバーガーガンガゼウニウニッコリーひろめなどの特産品があります。

シマアジの塩焼きの画像

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このページの情報発信元
担当部署:水産課
愛南町城辺甲2420番地
電話番号:0895-72-7312

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